
「シンポ・カフェVol.5」
いつもブログをご覧いただき、誠にありがとうございます。
本日は、11月15日(土)に開催された 「シンポ・カフェVol.5」&収穫祭 の開催レポートをお届けいたします。
当日の稲毛は、澄みきった秋晴れ。稲毛駅から会場のユウキビルへと続く女子高通り沿いでは、紅葉がちらほらと舞い、季節の彩りに包まれた絶好のロケーションの中での開催となりました。
今回も多くの方々にご参加いただき、第5回目は満席での開催となり、おかげさまで、終始あたたかな雰囲気とともに大盛況のうちに幕を閉じました。ご参加くださいました皆さまに、心より御礼申し上げます。
食と農への感謝を込めた「収穫祭」
まず始めに、山本理事長より長年の研究や活動内容と 科学平和文化財団の今後の方向性 についてお話があり、




その後は収穫祭前に森浩晴さん(数学者)「The 数学イリュージョン」 で頭の運動! 脳みそほぐします!
①宝くじを当てる心得②宝くじはお得なの?③来年の誕生日は何曜日 ④にわとりの卵は無理数⑤<大学受験用>30秒でわかる三角関数”など恒例となってきました数学イリュージョンでは面白楽しく数学を学べます!



森さんのお話で頭もすっきり整ってきたところでいよいよ収穫祭で心も身体も充実していきます。
荒井紀人&伊藤淳 prayer song(ペヨーテソング) で収穫を祝す演奏。その後どぶろくと自然酒で乾杯、食の恵みに感謝する温かな収穫祭がスタート。笑顔と会話が絶えない、まさに秋の実りを分かち合う時間。




スタートして和氣あい愛としてきたところで三井 勇(おむすび伝道師)さんの自然米おむすびワークショップ。「おむすびで自分と繋がり、内側から溢れる笑顔を紡いでいく」という三井さん。ご自身の過去の体験談からおむすびを通しての活動のお話を聞き、瞑想をして三井さんご自身も田植えから稲刈りまで参加した白井市神々廻の自然米を使用し,土鍋で炊きあがった熱々のお米を皆でおむすびにしました。そんな三井さんは様々な場所でおむすびを結ぶように、心もふんわりと結び合う場づくりを行っています。




皆で心を無にして結んだおむすびに合うお食事を用意してくれた千葉県松戸で23周年を迎える「オーガニックカムー」さんのすべて無添加、オーガニックのケータリングのランチ。心も身体も満たされます。






そして「草の根レベルでの食と農の安全保障を考える」
イベントの進行は、もちろん我らが荒井紀人さん。
今回の主要テーマである ご自身のたねとり田んぼの芸術活動お話から「食と農の 草の根 安全保障」 についてのお話がありわかりやすく説明いただき、参加者の皆さんと真剣かつ率直な意見交換が行われました。
この後現場で活動される方々からのリアルな声や、世界的に進行する“テクノクラシー的アプローチ”がもたらす影響など、異なる視点が交差することで、今後の方向性を考えるうえで非常に示唆に富む時間となっていきます。





株式会社アイ・ティー・オー 伊藤照夫さんからは農の多面的機能とwellbeingな貴重なお話を伺いました。自然栽培は生物多様性を育み、里山の落葉樹林が良質な堆肥を供給。水田の保水機能は洪水被害を軽減し、美しい田園景観は日本の伝統文化として観光資源にもなっており、また農作業そのものが、体力維持や免疫力向上につながる「アグリ・エクササイズ」に。日光を浴びることでビタミンDが活性化し、ストレス解消の癒し効果も。協働作業を通じた地域連携の醸成、環境保全や防災意識の向上など、農業を通してwellbeingな生活を実現する具体的な実践についてお話しいただきました。


生き物が豊かに暮らす里山で無農薬栽培を実践する「みやもと山」の齋藤超さんから、リアルな現場のお話を伺いました。ご自身とご両親のアトピー体験から始まり、ご先祖・ご家族の農法の遍歴(農薬使用から無農薬への転換)、宮本地域の里山特性による田んぼの地盤や生育植物の違いがお米栽培にもたらす良さと難しさ、そして道具の工夫について、詳しくお話しいただきました。また、周辺農家さんの高齢化という現実に対し、アジア系移民との共生という前向きな解決策等の齋藤さんの視点は、まさに現場から生まれる貴重な知見でした。ご両親の時代の農薬と現代の農薬の違いや安全性の比較を通して、参加者にもわかりやすく「農の現状」を説明してくださいました。ミュージシャンでもある齋藤さん、心いやされるギターの演奏もしていただきました!今後の出店もお楽しみに!
#みやもと山 #無農薬栽培 #里山農業 #匝瑳市 #齋藤超 https://miyamotoyama.shop/




いよいよ会場はマットフロアに移動します。いつも映像を会場で撮影してくれていますおなじみ結さんはというと、、、奄美島唄独特のこぶしや裏声で聞く者の心に訴えかける唄声を持ち、奄美大島南部の島唄伝承の第一人者と言われる朝崎 郁恵さんのお弟子さんでもあります。今回も奄美地方の現状や奄美唄でつかわれる三味線や太鼓の説明や語り継がれる唄を披露してくださいました。



そして最後は農明シンガー / 百姓市起Co.Ltd. 代表取締役である熊本から龍のごとくMoving Dragon Tour で稲毛に降り立った天波 地動さんが「農(NO)と言える日本人」ツアーをひっさげ
https://www.youtube.com/@watercrestlabel5228/videos
様々な農と食にまつわるエピソードとともに曲を披露してくださいました。 ご子息を愛妻様の股から取り出したその瞬間に生まれた曲「日和歌」、かわいい胡麻の種の神秘から出来た曲「ゴマの花」、NHKみんなのうたでもあった「パッパラパパ」、 天波さんが住んでいる葦北を襲った線状降伏帯の猛雨がもたらして、引っ越す直前に住んでいた家が流されていく様を見ながら命からがら避難していた時に生まれた「葦北Heavy Rain」などたくさんの曲と、めったに聞けない天から地から湧き上がってきたような「お話=歌」で会場は笑いと熱気に包まれ最後は皆で丸米カノンを踊り歌って会は大盛況で終了いたしました!





対話が生み出す新たな学びとつながり「シンポ・カフェ」では、一人ひとりの視点や経験が重なり合い、新しい気づきや学びが生まれます。
今後もこの“創造的な対話と交流の場”を大切にし、みなさまと共に、よりよい未来への実践を積み重ねていきたいと思います。
ご参加くださった皆さま、そして日頃よりご支援くださる皆さまに改めて感謝申し上げます。
次回もどうぞお楽しみに!
※ダイジェスト動画🔗 もあります。


