オーガニックライフスタイルEXPO

2025年10月3日に職員の伊藤と浜松町で開催されている「オーガニックライフスタイルEXPO」に参加してきました。

会場ではオーガニックを基本としつつ、ロハス・サステナブル・エシカル・フェアトレードなどといった多様な

商品を扱う出展者がおり、幅広い商品や活動をされている方々が出展している展示会でした。

午前中に「コメ不足・担い手不足時代の食と農」というセミナーを受講していました。

OECDなど国際機関で得た視野や知見を日本の農業政策、環境政策にフィードバックしてこられた荘林 幹太郎氏のお話を伺ってきました。

先生がお話しされたのは、
「農家に直接お金を渡して守る支援」から、
「農業が自然や社会に良い影響を与えること自体を支える仕組み」へと転換していこう、という内容でした。

特に印象的だったのは、農業と水の関係についてのお話です。
農業は大量の水を使っているように見えますが、実は単なる消費者ではなく、
水を貯め、浄化し、循環させる「水の管理者」としての役割を果たしているということ。

私は、「農業は“水を消費する存在”ではなく“水を育てる存在”」という視点にハッとしました。  

食料を生産するだけでなはく、社会に与えるプラスの効果を評価していく。 そういう視点で評価していこうとする流れがあることに興味を持った半面、農業に従事している人たちの賃金の保証がどの程度になるのか、具体的な数値までは十分に理解しきれなかったし、収入面や体力的な面など課題はたくさんあることは分ってきました。

でも、こういうイベントに参加したり、財団の活動に携わっていく中で、“稼げるから”ではなく、“生きてると感じるから選ぶ仕事”としての魅力が少しずつ見直され始めてるようにも感じています。

社会や環境に対してポジティブな活動をしている方々からたくさん刺激を頂戴し、

お昼ごはんは「わたりがらす」という財団職員の知り合いお店で提供しているお弁当をごちそうになりました。

大切に作られた食材で作られるお弁当は本当においしく、食材や調理する作り手さんの想いまで身体に直接届くようなご飯でした。